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トマト

露地栽培のトマトの旬は夏ですが、ハウス栽培のトマトはそれよりもかなり早めになります。3月頃から、まずは九州地方で旬を迎え、次第に北上していきます。
トマトが日本に伝来したのは、18世紀初めです。当時は「唐柿」「赤なす」と呼んで観賞用でした。食用化は明治半ばになってからで、生食として本格的に普及するのは昭和に入ってからです。
真っ赤なトマトは夏を彩る味覚のひとつで、うま味や酸味には食欲を増進させる働きがあります。とくに、食べたときに感じるうま味成分のグルタミン酸は、魚介類や肉類の油っぽさを抑える効果があって食後の胃のもたつきをやわらげます。

選び方

ヘタがピンとしているものが新鮮な証拠です。おいしいトマトは表面がしまって実がしっかりとし、全体が丸く、よく色づいていて光沢があり、手に持った時ずっしりと重いものです。ヘタが先までみずみずしく緑色でピンと張りがあるものは新鮮な証拠です。

保存方法

赤くなったものは保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存。完熟したものは早めに食べ切るか、サッと洗って保冷袋に入れて冷凍。凍ったまま水をかければ、簡単に皮がむけます。半解凍ぐらいで刻み、カレーやパスタソースなど煮込み料理に使いましょう。未熟なものは室温で追塾させるとよいでしょう。

下処理

料理

クエン酸などのさわやかな酸味は食欲を増進させ、たんぱく質の消化を助ける働きがあります。その特徴を生かしたサラダやジュースをはじめ、パスタ、煮込み料理、スープ、中華風の炒め物、ジャムなどに幅広く利用できます。トマトソースを作り置きしておくと、いろいろに使えて便利です。
トマトには魚のにおいを消して、食べやすくする作用があります。また肉類の脂っぽさを抑える効果もあるので、肉料理のつけ合わせとしてたっぷり添えれば、食後の胃のもたれつきもありません。

栄養

「トマトが赤くなると医者が青くなる」とか「トマトのある家に胃病なし」といわれる健康野菜。カロテンやビタミンC、カリウムなど、ビタミン、ミネラルがほどほどに含まれていて、疲労回復やスタミナの補給源にもなります。また、水溶性食物繊維のペクチンが豊富で、常食すれば整腸作用、余分なコレステロールの蓄積を抑制する効果も期待できます。
最近では、トマトの赤い色素であるリコピンに抗酸化作用や免疫機能を高め生活習慣病予防にも効果があるといわれて注目されています。