あおあおと色鮮やかな姿で
食卓に春らしさを届ける「春の豆」
●スナップえんどう
えんどう豆の未熟果であるグリーンピースをさやごと食べられるように改良した、アメリカ生まれの新品種。さやのパリッとした歯ごたえと豆の甘味をいっしょに楽しめるのが特徴です。スナックえんどうと呼ばれることもありますが、農林水産省の統一名称は「スナップえんどう」。〝ポキンと折れる〟〝パチンと音をたてる〟という意味のsnap(スナップ)からついた名前です。
●さやいんげん
いんげん豆を若いうちに収穫して、さやごと食べるのが「さやいんげん」。深みのある緑色と独特の歯ごたえが特徴です。いんげん豆の原産地は中央アメリカからメキシコですが、豆ではなく若いさやを食べはじめたのはイタリア人で、そこから世界中へと広まっていきました。日本には、江戸時代に隠元禅師という高僧が中国からもたらしたことからこの名前に。また年に3度収穫できるので〝三度豆〟とも呼ばれます。
選び方
ふっくらしていてハリがあり、傷やシワのないものがおすすめ。全体に色が濃く、先端までピンとしているものを選びましょう。
栄養
疲労や美肌に関係するといわれるカロテン、ミネラル、ビタミン類、食物繊維を含みます。
保存
乾燥しないように保存袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存し、なるべく早く使いきりましょう。