SDGsワード集
「盲導犬」って、なに?
- さっきレストランに行ったとき、犬を連れている人がいたね。お店の中で犬を見たのは初めてだよ。
- いいところに気付いたね。あれは「盲導犬」っていうんだよ。
- 盲導犬?普通の犬とは違うの?
- 盲導犬は、目の不自由な人が外を歩くときにサポートしてくれる犬のことだよ。
- 目が思うように見えないと、外を歩くだけでも危ないからね。
- そうだね。街には段差や障がい物が多く、目の不自由な人にとっていろいろな危険があるよね。盲導犬は障がい物、段差、曲がり角などを教えてくれて、安全に歩けるよう導いてくれるんだ。
- すごい、かしこいんだね。
- そうだね。盲導犬は安全を確保するために訓練された犬なんだ。いま日本全国では約1,000頭の盲導犬が活躍しているんだよ。
- 目が不自由な人にとって大切な存在なんだね。
- その通りだよ。目が不自由だと、どうしても家に閉じこもりがちになったり、社会にうまく入り込めなかったりしがちなんだ。とくに交通事故や病気などで失明してしまった人は、大きな苦痛を感じてしまうことが多いんだって。
- ぼくも、もし目が見えなくなったらあまり外に出なくなるかもなあ。
- そうだよね。そういった人たちも、盲導犬がいれば外出の不安の多くが解消されて、生活は大きく変わるんだ。身体の一部であり、心の支えにもなってくれる家族ともいえるよ。
- ねえパパ、盲導犬を見かけたら、どうすればいいのかな?
- 声をかけたり、なでたり、食べ物をあげたりしないしてはいけないよ。そっと温かく見守ろうね。
<参考:全国盲導犬施設連合会ホームページ>