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かぼちゃの基本情報

かぼちゃ

夏に収穫された後、追熟しておいしくなり、秋冬のビタミン源にも。

中南米を原産地とする「かぼちゃ」が日本に伝えられたのは16世紀半ばのこと。ポルトガルの船が豊後(現在の大分県)に漂着した際、大名の大友宗麟に献上されたのが最初でした。このとき“カンボジアの瓜(うり)”として紹介されたため、カンボジアが変化して「かぼちゃ」の名になったといわれています。
「かぼちゃ」の品種は大きく2種類に分けられます。私たちの食卓に並ぶもののほとんどが「西洋かぼちゃ」という品種。一般的に甘味が強く、加熱すると栗のようにほくほくとした食感が楽しめます。一方、現在とても貴重なのが「日本かぼちゃ」という品種。甘味の少ない淡泊な味わいで、ねっとりとした食感が特徴です。

選び方

左右対称にきれいに丸くなっていて、ずっしりと重く、皮の表面がかたくてツヤがあるもの。軸の部分が太く、切り口がよく乾燥してコルク状になっているもの、軸のまわりがくぼんでいるものを選びましょう。カットされている場合は、果肉の色が濃いオレンジ色で肉厚なものを。また、種がしっかりとふくらんでいるものは熟して甘味があります。

栄養

ビタミンACE(エース)と呼ばれ、免疫力を高める効果で注目されるビタミンA(β-カロテン)、ビタミンC、ビタミンEが含まれます。食物繊維も含まれます。

保存

まるごと保存する場合は、なるべく風通しのよい涼しい場所に置きましょう。カットされたものはワタの部分から傷みはじめるので、ワタと種を取り除き、ラップなどでぴったりと包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

料理の基本辞典