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寒露と霜降

寒露と霜降
いも煮(しょうゆ味)

いも煮の便りは、
実りの秋のはじまりです

いも煮(しょうゆ味)

気候もよくなり、さまざまな季節の便りが届きはじめました。運動会に遠足、秋祭りなどの野外行事、紅葉の話題なども聞こえてきます。

「暑さ寒さも彼岸まで」ともいうように、実際に秋が感じられるのは、残暑が終わり日中も涼しさを増す9月後半からですが、暦の上では8月7日頃が立秋。10月は、すでに晩秋の域にはいります。10月8日は二十四節気の一つ、寒露(かんろ)で、朝露が一段と冷たく感じられる晩秋のはじまりとされます。10月23日は霜降(そうこう)。各地で朝霜を見る季節になり、冬の気配も濃厚になってきます。日中は日ざしもあり、まだまだ暖かく過ごせますが日が傾いてくると、とたんに冷気が身にしみてきます。「身に沁む(しむ)」は、俳句の世界では秋の寒さや冷気をあらわす晩秋の季語でもあります。
心得たもので、秋の行楽地には豚汁やおでん、けんちん、うどん、甘酒など、温かいもののお店がたくさん並び、その香りとたちのぼる湯気に心をひかれます。

10月は何をするにも恵まれた気候で、野山を散策したり、運動をするにも快適です。秋の実りも充実し、海のもの、山のものを問わず出揃ってきます。ちょっと郊外にでも足をのばし、秋の味覚でじっくりあたたまりながら、季節の美しさをしみじみ味わうのもいいですね。