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カラダと地球にもっといいこと

カラダと地球にもっといいこと
カラダと地球にもっといいこと

毎年6月は「食育月間」です。「食育」とは、健全な食生活を実践できるように「食べる力」を身につける取り組みのこと。カラダと地球のために大切な「食べる力」についてこの機会に考えてみませんか。

「三色食品群」って何?

私たちが普段食べている食品を、体内での働きによって、「赤」「黄」「緑」の3つの色に分類したものが三色食品群です。「赤」はカラダを作るもの。肉、魚、卵、乳製品、豆など、主にたんぱく質が多く、血液や筋肉になります。「黄」はエネルギーのもとになるもの。米、パン、麺類、いも類、油、砂糖などで主に糖質・脂質を含みます。「緑」はカラダの調子をととのえるもの。野菜や果物、きのこ類、海藻など、ビタミンやミネラルを多く含む食品です。

各色から2種類以上をとろう

三色食品群は、これら「赤」「黄」「緑」の食品グループからまんべんなく食べることで、バランスの良い食事になるように考えられています。基本ルールは、1回の食事で3つの色からそれぞれ2種類以上の食品を取り入れること。
たとえば、「主食」は黄色のグループから。「メインのおかず」は3つの色から1品ずつ取り入れて。「小さいおかず」は緑色と赤色の食品を組み合わせるなど。各色のグループから2種類以上の食品をとれるように、さまざまな組み合わせを考えて実践してみましょう。バランスの良い食事のために役立つ三色食品群の考え方。毎日の食生活にも、ぜひ役立ててくださいね。

健全な食生活を送るために、まず大切なのが1日3食を規則正しく食べること。そして栄養バランスのとれた食事をすることです。好きなものを好きなだけ食べる食生活では、どうしても栄養が偏ってしまいがち。「三色食品群」の考え方を取り入れて、できるだけ多くの食品を食べるように心がけてみてください。味、食感、色のバランスも良くなり、食事の満足度がアップするという効果もありますよ。

栄養バランスにすぐれているとして、今、世界で注目されているのが昔ながらの日本の食事。ご飯とみそ汁に、魚や肉、野菜、海藻、豆など多種類のおかずを組み合わせて食べる日本の食事は、脂質が少なく野菜をたくさんとれる健康的な食事スタイルといえます。

旬の食材は、1年のうちで最も味が良いだけでなく、栄養分も充実。さらに、生産時によけいなエネルギーを使わないので、カラダにも地球にもやさしい食材だといえます。生産量が増えるので、もちろん価格もお手ごろ。おサイフにもやさしくて一石三鳥ですね。

豊かな四季がある日本では、夏にはカラダを冷やす食材が旬を迎え、冬にはカラダを温める食材が旬を迎えます。旬の食材はそれぞれの季節に必要な働きを備えている食材なのです。

 

いわしの梅煮

旬の青魚と梅で、昔ながらの一品

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あじの刺身棒寿司

あじの刺身を使って、手軽においしく

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食品の廃棄を減らすことは、エネルギーの無駄を抑えることにもつながります。まずは食べ残しを減らすこと。そのためには、食材を使いきる。使いきれない食材は冷凍保存する。残り野菜も無駄なく食べきり、野菜の皮までおいしく食べる。少しの工夫で地球にやさしい毎日をめざしましょう。

「食品ロス」という言葉をご存知ですか?売れ残りや期限切れ、食べ残しなど本来なら食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。企業では、その削減のために発注・製造数を管理したり、飼料や肥料へのリサイクルなどの取り組みをしています。実は、食品ロスの約半分は家庭から出るのだとか。「もったいない」を意識して、あなたもできることからはじめませんか。

すいかの皮のカンタン漬け

ちょっとした工夫で、皮までおいしく

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