
「こんにゃく」は昔から『お腹の砂おろし』『胃のほうき』などとも呼ばれ、腸のお掃除役として重宝されてきました。もともとは中国から伝来したものですが、長い歴史の中で日常的に食べてきたのは日本だけ。わが国の食卓には決して欠かすことのできないヘルシーな伝統食材です。ところが今、世界的な健康ブームの中で、「こんにゃく」が熱い注目を集めています。ローカロリーでグルテンフリー、しかもヴィーガン料理に使える食材として欧米でも大人気。「konjac(コンジャック)」の名で愛されています。
こんにゃくのおもな種類は?
「板こんにゃく」
こんにゃくを板状にかためたもの。お料理に合わせて切り方をいろいろ工夫できます。
「しらたき・糸こんにゃく」
「しらたき」と「糸こんにゃく」は基本的には同じもの。こんにゃくがかたまる前に小さな穴に通して細い糸状にしたもので、それが白糸の滝のように見えるので、主に関東地方では「しらたき」と呼んでいます。一方、関西地方ではかつて板こんにゃくを細く切ったものを「糸こんにゃく」と呼んでおり、そのなごりからか「しらたき」ではなく「糸こんにゃく」と呼ぶことが多いようです。
黒いこんにゃくと白いこんにゃくは何が違う?
こんにゃくいもを皮ごとすりつぶして作る、昔ながらの製法では黒いこんにゃくになります。一方、白いこんにゃくは、こんにゃくいもの皮を除いて粉末化した原料で作ったもの。最近ではこちらの製法が主流になっていますが、黒いこんにゃくに見慣れている地域では海藻を加えて色づけし、昔ながらのこんにゃくに似せた黒っぽい見た目に仕上げています。
下ごしらえの方法は?
調理前のひと手間でこんにゃく特有のアクや臭みを取り除き、食感や味なじみもよくなります。
塩をまぶしつける
こんにゃく全体に大さじ1/2程度の塩をまぶしつけ、そのまま約3分おく。
めん棒でたたく
こんにゃくに塩をまぶしつけて(上記参照)まな板にのせ、全体をめん棒で軽くたたく。
ゆでる
こんにゃくに塩をまぶしつけて(上記参照)熱湯に入れ、再び沸騰するまでゆでてザルに上げる。



