神話のふるさとと呼ばれるほど歴史的スポットが多くある宮崎県。ピーマンやきゅうりなどの促成栽培野菜の産地として有名です。温暖な気候のため、マンゴーや柑橘類の生産が盛ん。南国特有の日差しと風を利用して作る切干大根も特産です。
「宮崎」の由来
日の昇る東に向かって開けているので、古代は「日向(ひむか)の国宮埼郡(みやさきぐん)」と呼ばれていました。地名は、初代・神武天皇にまつわるものや、神社にまつわるものなど諸説が。明治になり、宮崎県が誕生するも、鹿児島県に編入され、再び一県となるのは、明治16年です。
県民性の話
土地は豊かで気候は温暖という恵まれた風土なので、おおらかで開放的、かつ人情味あふれる県民性が育まれました。そんなゆったりとした県民気質を象徴する言葉「てげてげ」とは、何かを指摘されても、あまり気にする様子がないことを言いあらわしています。
食卓に彩りを添える人気の郷土食
宮崎味自慢
切干大根
ほどよい甘さと歯ごたえのあるおいしい切干大根。宮崎は全国生産量の約90%を占める切干大根の産地です。
にくまきおにぎり
もともとは、宮崎市内の居酒屋のまかない用に作られたのが始まり。秘伝のタレで味付けした豚肉で巻き、香ばしく焼き上げた、宮崎の新名物。
焼酎
原料は、いも、麦、米、そばなど多彩。「宮崎の本格焼酎」は全国ブランドです。
ピーマン・きゅうり
甘みがあるピーマンと、日持ちがよいきゅうり。収穫量はきゅうりが全国1位、ピーマンが2位です。
チーズ饅頭
宮崎生まれの人気洋風和菓子。さっくりとした歯触りの皮と中に入った植物性チーズが絶妙です。
マンゴー
とろけるような濃厚な甘み。完熟にこだわり、樹上で熟し自然に落果したものだけを収穫します。