ハムやソーセージなど、お肉から作られる加工品は、毎日の食卓に欠かせない便利な食材。
保存もできて、お料理のうま味出しとしても大活躍です。
ハム
元来、「ハム」は英語で「豚のもも肉」を意味するもの。
豚肉を塩せき(塩漬け)した後、ケーシング(袋)などに詰めてくん煙、加熱して作ります。
日本では豚のもも肉以外にもロース肉やかたロース肉などのいろいろな部位を使って作られており、それらを総称して「ハム」と呼んでいます。
<骨つきハム>
もも肉を骨つきのまま整形し、塩せき・乾燥・くん煙したハム。
<ボンレスハム>
もも肉の骨を抜いて塩せきし、ケーシングなどに詰めてくん煙・加熱したハム。
※ホワイトボンレスハムのようにくん煙しない場合もあります。
<生ハム>
もも肉を塩せきし、ケーシングなどに詰めて低温でくん煙・乾燥したハム。
日本で製造されている生ハムは骨のないものが主流ですが、外国製では骨つきタイプもあります。
<ロースハム>
ロース肉を塩せきし、ケーシングなどに詰めてくん煙・加熱したハム。適度な脂があってやわらかく、人気の高いハムです。
※ホワイトロースハムのようにくん煙しない場合もあります。
<生ハム>
ロース肉を塩せきし、ケーシングなどに詰めて低温でくん煙・乾燥したハム。
日本で製造されている生ハムは骨のないものが主流ですが、外国製では骨つきタイプもあります。
<ショルダーハム>
かたロースやうで肉を塩せきし、ケーシングなどに詰めてくん煙・加熱したハム。
<生ハム>
かたロースやうで肉を塩せきし、ケーシングなどに詰めて低温でくん煙・乾燥したハム。
<ベリーハム>
ばら肉を塩せきし、ケーシングなどに詰めてくん煙・加熱したハム。
一般的なハムと生ハムはどう違うの?
ロースハムやボンレスハムなど一般的なハムは、塩せき、くん煙した後、中心温度63℃で30分以上、加熱・殺菌しています。そのため白っぽいピンク色になり、噛むとしっかりしたお肉の弾力が味わえます。
一方、生ハムは塩せきしてケーシングに詰めた後、20℃以下の低温でくん煙し、時間をかけてゆっくりと熟成・乾燥させます。加熱していないので赤味を帯びた透明なピンク色になり、しっとりした食感と独特の風味・コクが楽しめます。
※情報提供:伊藤ハム株式会社
ソーセージ
日本のソーセージは、原料となる豚肉や牛肉、鶏肉を塩せき(塩漬け)し、挽き肉にして、香辛料や調味料で味つけしたものを、羊や豚、牛の腸または同じ大きさの人工ケーシング(袋)に詰めてくん煙、加熱して作られます。
「腸詰め」とも呼ばれており、使う腸や人工ケーシングの太さによってそれぞれに呼び名が変わります。
豚や牛、鶏肉などを挽き肉にして味つけし、羊の腸または同じ太さのケーシングに詰めて、くん煙・加熱したもの。直径20mm未満のものをいいます。
製法はウインナーソーセージと同じで、豚の腸または同じ太さのケーシングに詰めたもの。直径20~36mm未満のものをいいます。
製法はウインナーソーセージと同じで、牛の腸または同じ太さのケーシングに詰めたもの。直径36mm以上のものをいいます。
ウインナーソーセージをおいしく食べるには?
グリルする(炒める)場合
ウインナーソーセージには切り目を入れず、弱火にかけたフライパンで炒めます。この時に油はひかず、ウインナーソーセージから出るお肉のうま味を含んだおいしい脂を利用するのがポイント。ゆっくりと転がしながら約5分程度炒めると、カラッと香ばしく仕上がります。
ボイルする(ゆでる)場合
ウインナーソーセージには切り目を入れず、沸騰しない90℃程度のお湯でやさしく温めます。ゆでる時間は約3分程度が目安。ふっくらとして温かいうちに、マスタードやお好みのソースでいただきましょう。
ダイエーのおすすめ! 毎日おいしい、食べやすい シュヴァインウインナー
本格ウインナーをご家庭でも気軽にお楽しみいただきたい。その想いから、お肉のダイエーと伊藤ハム株式会社が共同開発したのが「シュヴァインウインナー」です。
ドイツ語で「豚」の意味をもつ「シュヴァイン」の名のとおり、原料肉には豚肉を100%使用。天然羊腸を使ったパリッとした食感で、頬ばるたびにうま味とコクのある肉汁がじゅわーと口中に広がります。
毎日おいしく召し上がっていただけるように、クセがなく、まろやかな味わいに仕上げた本格ウインナー。ぜひ、ご賞味ください。
※アレルギー特定原材料8品目(卵・乳成分・小麦・そば・落花生・えび・かに・くるみ)は、使用していません。