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長ねぎ(白ねぎ)

長ねぎ(白ねぎ)の基本情報

長ねぎ(白ねぎ)

秋冬の「長ねぎ」は甘味たっぷり。加熱すると、とろりと甘い味わいに。

「ねぎ」は外国から伝来した野菜のなかで、最も古いもののひとつ。そのルーツは中国西部や中央アジアとされ、中国では紀元前から栽培されていたといわれています。日本に伝来したのは奈良時代よりも以前のこと。当時は「キ」と呼ばれていましたが、これは「気」を意味しており、薬として用いられたほか、独特の強い香りで邪気をはらう魔除けの役割も果たしていたのだそうです。
こうして日本の食文化にとっても欠かせない野菜となった「ねぎ」。その種類は、おもに根元の白い部分を食べる「長ねぎ」と、緑の葉の部分を食べる「青ねぎ」の大きく2つに分けられます。寒さが厳しくなるこれからの時季に甘くおいしくなるのが「長ねぎ」。「白ねぎ」「根深ねぎ」とも呼ばれるもので、太陽が当たらないように土をかぶせて育てるため、白く長くまっすぐにのびる姿が特徴です。独特の香りがあり、生で食べてもおいしいですが、加熱することでその甘味はさらにアップ。ぜひ、じっくりと火を通して旬ならではのおいしさを味わいましょう。

選び方

根元がしまり、白い部分にツヤがあるものを選びましょう。緑の部分は、葉先に向かってみずみずしくピンとのびたものが新鮮です。

栄養

独特の香りはアリシンという成分。ビタミンB1の吸収を促進し、消化液の分泌を促す働きをもつ成分です。

保存

水でぬらしたペーパータオルで根元をくるみ、全体を保存袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

料理の基本辞典