おうちでおせち
お正月の食卓は「食べること」の原点。なにも手間ひまかけたごちそうを準備する必要はないのです。大切なのは家族そろって食の伝統を楽しみ、健康に感謝しながらおいしくいただくこと。
元気な食卓から広がる笑顔の一年を、安心・安全の素材で作ったお正月料理ではじめてみませんか?
その1:三つ肴
まずは、お屠蘇をいただく時の祝い肴である三つ肴をそろえるだけでも、お正月の食卓を楽しむことができます。
関東では一般に「数の子・田作り・黒豆」、関西では「数の子・田作り・たたきごぼう」のことで、それぞれにおめでたいいわれがあります。
手軽に作っていただくために工夫されたレシピです。ぜひチャレンジしてみてください。
【本格的に作ってみたい方】「手作りおせちの作り方」(歳時記:お正月の料理)を見る
その2:お煮しめ
もともとは「節会(せちえ)」という朝廷の儀式の祝い膳で、おせち料理の原型とされます。
三つ肴とお煮しめがあれば、もう立派なおせち料理の出来上がりです。
飾り切り、いろいろ
花れんこんの作り方
1.れんこんは5cm長さに切り、穴と穴の間に切り込みを入れる。
2.穴山から切り込みに向かって切り落とし、れんこんを逆向きに持ちかえ、反対側も同様に切り落とす。
3.穴にそって形を整え、食べやすい厚さに輪切りにする。
ねじ梅の作り方
1.にんじんは1cm厚さの輪切りにして、梅の抜き型で抜く。
2.花の中心に向かって、花びらと花びらの間に切り込みを入れる。
3.切り込みから次の切り込みの中央に向かって斜めに切り落とし、これをくり返す。
手綱こんにゃくの作り方
1.こんにゃくはゆでて水気を切り、小口から7~8mmの厚さに切る。
2.中央に横長に3cmくらいの切り込みを入れ、片端を中央の切り込みにくぐらせ両端をもって軽くひっぱる。
その3:お金をかけずに、ひと手間かけて おせち料理を重箱で
おうちでおせち三つ肴とお煮しめに、市販のものや好みの食材をプラスして、お重のおせち料理を作ってみませんか?
予算もかけず、がんばりすぎない簡単おせちなら、おうちで迎えるお正月がもっと楽しく、味わい深くなるはずです!
詰め方のポイント
以前は三段、四段が主流だったおせち料理ですが、最近では手軽な一段、二段がご家庭の主流に。
味やにおいが移らないよう気をつけてハランなどで仕切り、汁気の多いものは汁気をきる、小さな容器に入れるなどの工夫をして、バランスや彩りを考えながら詰め合わせましょう。
詰めるだけ!
ササッと手作りレシピ!