おいしいもの、見つけた!
宮城県について
宮城の豊かな自然美と食の復興に向けて。
特産の食材を豊富に使った郷土料理やB級グルメを味わおう!
江戸からつづく、日本屈指の「米どころ」
江戸時代、広大な仙台平野は、仙台藩主であった伊達政宗により早くから新田開発が進められ、稲作が確立していきました。石高(こくだか)は年々伸び、さらに急激な人口増加により米不足であった江戸に米を大量に出荷することで、藩の財政基盤を固めていったとされています。それから400年、宮城米は「ササニシキ」「ひとめぼれ」という日本を代表するブランドとなりました。
収穫の秋には、里いもと豚肉を使った「いも煮」や、地元でとれた鮭と新米を使った「腹子飯(はらこめし)」などの料理が古くから地元で食されてきました。寒い季節には、小麦粉料理の代表「はっと汁」や、野菜やうどん等を、とろみをつけただしでいただく「すっぽこ汁」などが郷土料理として愛されてきました。
「食材王国みやぎ」が誇る、山と海の幸。
塩釜・石巻・気仙沼などの漁港では、脂質が多く栄養豊富なサンマ、味と品質には定評のあるカキ(マガキ)やホヤなどが有名です。高級和牛として知られる仙台牛、苺や梨などの果物、伝統野菜に山菜なども宮城の特産物です。これらの恵みを味わい応援することが、日本の「食の宝庫」の復興にもつながっていきます。
県民性
江戸中期に仙台平野で稲作が成功し、経済的にも恵まれた環境であったことから、おおらかで社交性のある県民性が育まれました。初代仙台藩主の伊達政宗に由来する、派手好きな「伊達者」の気風を受け継いだ、粋なおしゃれさんが多いとされます。
おすすめ宮城の味
ずんだ餅
「ずんだ」とは、豆をつぶすこと「豆打(ずだ)」がなまったものです。
牛タン
戦後、ある和食店の店主が「真似のできないおいしさ」を追求し、試行錯誤の末に牛タン焼きが誕生しました。
油麩丼
だし汁を吸った油麩とネギを卵でとじてご飯にのせたもの。ヘルシーであっさりしたおいしさ。
腹子飯
地元の鮭と新米を使った、宮城ならではの秋の味。伊達政宗の好物だったとも。
いも煮
豚肉を使って、味噌味であっさりヘルシーに仕上げるのが宮城風。
しそ巻き
味噌を大葉で巻き、油で揚げたり焼いたりしたもの。古くから愛される郷土料理のひとつ。
笹かまぼこ
もともと、木の葉のような形に作られていたかまぼこが伊達家の家紋「竹に雀」の笹に因んで「笹かまぼこ」と呼ばれるように。