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処暑初秋の味覚

処暑初秋の味覚

初秋の味覚

里芋暦の上では8月7日が立秋ですが、厳しい暑さはまだまだ続き、季節が秋模様に転じはじめるのはお盆の行事も終わるころです。このころになると、日暮れも早く感じるようになり、やがて赤とんぼが舞い、ヒグラシが鳴いて夏が遠のき、秋の訪れが近いことを感じます。

里山の幸では、れんこん、里いも、さつまいもなどの地下の根や茎を食べる野菜が、海の幸ではさんまやさば、大きめのあじなど、おそうざいに向く魚がおいしくなってきます。

初秋のお料理と味付け

さんま季節の変化に合わせるように、料理では煮物や蒸し物が増え、味つけでは酸味を生かしたさっぱりした夏の味から醤油やみそを利用した濃厚な味わいへと変わります。素材の特徴と季節の移ろいを考えて料理を作りましょう。

れんこんは挽肉をはさんで揚げ物にしたり、揚げたあと甘辛く煮てもおいしいです。炒め物ではバター炒めしてあらびき黒こしょうをふります。酢の物ではサッとゆでて甘酢につけ、焼き魚などに添えます。
里いもはそのまま煮っころがしにしたり、いかやたこといっしょに煮るとおいしいです。
さつまいもは蒸したり焼いたりしてそのまま食べても、天ぷらやコロッケなどの揚げ物にしても、また相性のよい豚肉と合わせて煮物や炒め物にするとおいしいです。
さんまは日増しに脂がのって栄養も豊かになっていきます。焼き立てに大根おろしを添え、すだちの絞り汁を少々。食卓にほのかな秋の香りが漂います。さんまのシーズンには大根もおいしくなります。
さばやあじはサッと焼き目をつけた長ねぎと組み合わせて甘辛い煮つけにするとおいしいです。

初秋の味覚:おすすめレシピ