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グルメな健康習慣「ひじき」

グルメな健康習慣「ひじき」

煮物だけじゃ、もったいない!栄養豊富な海の恵み、「ひじき」をおいしく食べましょう

低カロリーで栄養豊富、海藻類は注目のヘルシーフード

海にかこまれた日本は、世界有数の海藻大国。昆布、のり、わかめ、ひじきなどの海藻類は、米や魚介類と並ぶ日本の伝統食として、毎日の食卓に欠かすことのできない食材です。
欧米ではこれまであまり食べられなかった海藻類ですが、近年はその機能性に熱い視線が注がれているといいます。低カロリーで食物繊維が豊富な海藻類は、今、健康意識が高い人々のあいだで大変人気のあるヘルシーフードなのです。特に「ひじき」は海藻類のなかでもトップクラスのカルシウム含有量を誇り、食物繊維やβ-カロテンなどカラダにうれしい栄養素がたっぷり。骨の健康づくり、便秘の予防、生活習慣病対策など、さまざまな効果が期待されています。

ひじきに含まれる
主な栄養素

洋風メニューでも大活躍!常備しておくと便利な食材です

「ひじき」を使ったお料理といえば煮物が定番ですが、もちろんそれだけではありません。炒め物や酢の物、かき揚げ、炊き込みご飯をはじめ、最近ではサラダやキッシュ、コロッケ、ハンバーグなどの洋風メニューでも大活躍。日持ちのする乾物なので、いつも常備しておいて、ぜひいろいろなお料理に活用してみましょう。
ちなみに「ひじき」には、細かい葉の部分だけを使用した「芽ひじき」と太く長い茎の部分を集めた「長ひじき」の2種類があります。やわらかい食感に仕上げたいなら「芽ひじき」、歯ごたえを生かしたいなら「長ひじき」と、お料理に合わせて上手に使い分けるのがおすすめです。

ひじきの栄養をより効率よく摂取するポイントとは

「ひじき」を調理する際には、次の3つのポイントに注意すると、より効率的に栄養を摂取することができます。調理法や相性のいい食材など、この機会に覚えておきましょう。

油といっしょに摂取する

β-カロテンは油といっしょに摂ることで吸収率が高まります。油で炒めたり、ドレッシングで和えたり、肉や魚など脂を含む食材と合わせて食べるのがおすすめです。

きのこと組み合わせる

まいたけや干ししいたけなど、きのこ類に含まれるビタミンDがカルシウムの吸収を助けます。

たんぱく質とビタミンCをプラスする

肉などの動物性たんぱく質や、野菜などに含まれるビタミンCと組み合わせると、鉄の吸収率が上がります。

おすすめメニュー

ひじきとベーコンの炒め物

具だくさんの炒め物で、ひじきの栄養をかしこく吸収!

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