
日本に昔から伝えられてきた、風雅な行事が「十五夜」です。一年で最も美しいとされる月を眺めながら、食事や晩酌を楽しんだり、お月見だんごを頬ばったり。こんなかわいいスイーツで楽しむのも素敵ですよね。
おうちでお月見を楽しみましょう
月を眺められる場所に月見台を作り、お供えものを飾ります。お月様からみて左側に自然界のもの(すすきや野菜)、右側に人工のもの(月見だんご)をお供えすると良いとされています。
月見だんごの形は?
月見だんごが丸いのは、満ち欠けをする月が満ちる姿を模しているから。ただし地方によっては、里いもに見立てた細長いものや真ん中がくぼんだもの、串だんごタイプのものなど、さまざまな形が見られます。
月見だんごの数は?
月見だんごは、十五夜にちなんで15個お供えします。また1年の満月の数に合わせて12個(うるう年には13個)、15を簡略化して5個にする場合もあります。
すすきを飾るのは?
十五夜はもともと、秋の収穫に感謝する行事。そのため稲穂によく似た“すすき”を飾ります。また、“すすき”の鋭い切り口が魔除けになるとされ、お月見の後に軒下に吊しておくと、1年間病気をしないと伝えられています。
他にお供えするものは?
秋の収穫に感謝し、さらなる豊作を祈って、里いもやさつまいもをお供えすることも。この時季に穫れた野菜や果物、秋の七草など季節の草花も、お供えものの定番です。