「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ春の七草」
正月7日は七草がゆ。年末年始のごちそうで疲れた胃腸を癒します。不足しがちな緑の野菜で万病を払い、邪気を払う、昔ながらの知恵です。
『君がため 春の野に出て若菜摘む わが衣手にゆきはふりつつ』 (光孝天皇)
百人一首にも春の七草を歌った一首があります。若菜とは春の七草のことだそうです。春の七草は昔からの日本の生活に根付いた習慣ですが、きちんと理にかなったものなのです。七草の青菜には冬場に不足しがちなカロテンやビタミンCが豊富、更に胃にやさしいおかゆで正月疲れの胃腸にやさしい食事なのです。
最近では手軽な七草セットが売られています。昔ながらの日本の食文化を考えながら、七草がゆを味わってみましょう。