古くから保存食として親しまれてきた「乾物」。そのおいしさと栄養が、今また見直されています。
麩(ふ)
ふわっ、とろっ、じゅわっと独特の食感が楽しめる、小麦粉生まれの乾物「麩」。
14世紀頃、中国から伝わった「麩」。日本では仏教の禅宗の普及とともに精進料理や懐石料理などに採用され、家庭の食卓でもなじみ深い食材となりました。
「生麩」「焼き麩」「揚げ麩」「乾燥麩」などの種類がありますが、最も一般的なのが「焼き麩」です。小麦粉から取りだしたグルテンと呼ばれるたんぱく質に小麦粉を練り合わせて焼いたもので、味わいや香りにクセがなく、和食はもちろん、さまざまな料理にお使いいただけます。
【栄養】
小麦粉に含まれるグルテンという植物性たんぱく質が主原料。必須アミノ酸を含む、高たんぱく・低カロリーで消化吸収のよい食材です。
【保存】
常温で保存OK。ニオイがつきやすいので、密閉容器での保存がおすすめです。