
日本人は世界有数の卵好き!おいしいうえに栄養バランスもいい「卵」の秘密をご紹介します
毎日の食卓を彩る「卵」が完全栄養食品といわれる理由
さまざまな料理やお菓子に利用できる「卵」。その殻のなかにはひよこが生まれるために必要な栄養素がほぼ備わっており、昔から滋養強壮によい食品として知られてきました。
「卵」にはたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどのさまざまな栄養素が含まれていますが、なかでも特徴的なのが、たんぱく質のアミノ酸バランスのよさ。9種類の必須アミノ酸(体内で作ることができないアミノ酸)が必要量に対してどれくらい入っているかを示す、「アミノ酸スコア」は最高点の100となります。このように良質なたんぱく源であるとともに、含まれる栄養素の多様さと豊富さから、「卵」は『完全栄養食品』ともいわれているのです。

バランスよく、効率よく、「卵」の栄養を摂取するコツは
健康のために必要な多くの栄養素を含んでいる「卵」ですが、そのなかにビタミンCと食物繊維はほとんど含まれていません。この足りない分のビタミンCと食物繊維は、野菜と組み合わせて食べると補うことができます。また、「卵」に含まれるビタミンAは油と相性がよいので、脂質を含む食品や油を使った料理にぴったり。ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートするので、乳製品や大豆製品との組み合わせもおすすめです。
おしえて!卵Q&A
保存するときのコツは?
殻が丈夫な、とがったほうを下にして冷蔵室で保存しましょう。
逆に丸いほうを下にすると、卵黄が空気に触れやすくなり、細菌が入り込みやすくなります。
卵の賞味期限って?
生のままで安心して食べられる期限を表示しています。
日本の卵は安心して生食できますが、賞味期限が過ぎたものは加熱調理をしましょう。
殻の色で栄養は違う?
卵の殻の色、黄身の色は栄養価には関係していません。
殻の色は鶏の種類によって、黄身の色は飼料によって変わります。栄養価には直接関係ありません。
コレステロールは大丈夫?
健康な人の場合は、気にしなくても大丈夫です。
卵1個にはコレステロールが約210㎎含まれていますが、健康な人は食べても問題ありません。
※医師などから栄養指導を受けている人は、その指示に従ってください。