
高たんぱく&低脂肪のヘルシー食材「TOFU」として、今や世界中の国で親しまれている「豆腐」。日本の清らかな水と豊かな食文化によって磨き上げられた、わが国が誇る伝統食材のひとつです。「豆腐」は、夏は冷や奴、冬は鍋料理と、季節を問わずに活躍する食材。もちろん、そのまま食べても充分においしいですが、味つけや調理法によってさまざまな味わいが楽しめる、変幻自在のおいしさも「豆腐」ならではの魅力です。日本の食文化の中で長く愛されてきた伝統の味。そのすばらしさを、今こそ見直してみませんか。
豆腐の種類
豆腐には製造方法によって、いろいろな種類があります。
それぞれに異なる味わいや食感を楽しみましょう。
木綿豆腐
豆乳に凝固剤を加えてかためた後に、いったんくずして型に入れ、重しをのせて脱水したもの。きめがやや粗く、くずれにくいのが特徴で、煮る、焼くなどのお料理に向いています。
絹ごし豆腐
豆乳と凝固剤を型に入れ、そのまま圧力を加えずにかためたもの。絹のようにきめ細かく、なめらかでやわらかいのが特徴です。つるんと食べやすいので、冷や奴やサラダなどに向いています。
充填豆腐
豆乳を凝固剤とともに一丁ずつ容器に充填し、熱を加えてかためたもの。加熱・凝固の工程で殺菌されるため、日持ちがいいのが特徴です。なめらかさがあり、充填絹ごし豆腐とも呼ばれます。
水きりの方法
しっかりと水きりをしたいなら、重しをのせるのがおすすめ。
時間をかけられない場合には電子レンジを利用するのも便利です。