6つの国立公園と5つの国定公園を持つ北海道。魅力は自然だけではありません。開拓時代の面影、札幌・函館・小樽の名都散策、雪と氷の祭り、また、鮭、毛がに、ほたて、夕張メロン、アスパラガスなどのおいしい恵みも尽きることがありません。
「北海道」の由来
蝦夷地と呼ばれてきたこの島が今日の名前となったのは、明治2年(1869年)のこと。命名に当たっては「日高見(ひたかみ)」「北加伊(ほくかい)」「海北(かいほく)」「海島(かいとう)」「東北(とうほく)」「千島(ちしま)」の6案が検討されました。五畿七道(東海道、山陽道など)の考え方をもとに、このうち北加伊の「加伊」を「海」に変更して、北海道という名前になりました。
道民性の話
明治になって、日本中からたくさんの人が移り住むようになった北海道。それゆえ、自由でおおらか、開放的な道民性がはぐくまれました。また、大自然の厳しさと向き合うことで培われた粘り強さは、シャイな一面とともに、道産子(どさんこ)らしさとなっています。
食卓に彩りを添える人気の郷土食
北海道味自慢
夕張メロン
北海道を代表する赤肉メロン。なめらかなとろけるような口あたりが特徴です。生産者である夕張メロン組合の工藤政則さんたちが、安全、安心でおいしい夕張メロンの品質を守っています。
アスパラガス
生産量は全国トップクラス。色、味が濃く、甘みのあるのが特徴。
生ほたて
北海道は全国一のほたて貝の出荷量を誇ります。ほたて貝の貝柱は肉厚で舌触りがやさしく、風味がよいので、洋食や中華にもよく使われます。
毛がに
北海道名産として有名なかにで、身が柔らかく、おいしいみそもたくさん入っています。
するめいか
早朝に港に水揚げされるするめいか。刺身でいか本来の甘みと食感が楽しめます。
塩たらこ
スケトウダラの卵巣を塩蔵したもので、一般的に「たらこ」として販売されています。ご飯のお供として欠かせない逸品。
いくら
さけの卵で、北海道ではいくらのしょうゆ漬けがおふくろの味になるほど。
生ほっけ
北海道の味といわれる魚です。生ほっけはフライ、煮付けなどがオススメです。
塩時鮭(しおときさけ)
春から夏にかけて獲れるので“時知らず”とも呼ばれます。 脂がのっているのが特徴です。