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ふるさとの味グルメ旅 鹿児島編

九州最南端の鹿児島は、江戸時代から脈々と続くいも焼酎王国。

 さつまいもの生産量日本一を誇る鹿児島県は、いわずとしれた“いも焼酎王国”です。お酒に目がない方の中には、「焼酎といえば鹿児島のいも焼酎に限る」という方も多いのではないでしょうか。
鹿児島には古くから焼酎がありましたが、このとき飲まれていたのは米焼酎でした。いも焼酎が飲まれるようになったのは江戸時代中期から。ひとりの漁夫が琉球(沖縄)からさつまいもを持ち帰ったのが、そのはじまりです。当時の鹿児島はつねに米不足に悩まされており、食糧不足を解消する米の代用品として、さつまいもは瞬く間に普及していきました。もちろん、焼酎にもさつまいもが使われるようになり、それが地元の人々に広く愛されて今に伝えられているのです。

 

赤いも、紫いもなど原料の品種にこだわった焼酎が人気です。

 酔い覚めが良く、翌日に残りにくいお酒として、焼酎は日本中で人気です。なかでもいも焼酎は濃厚な飲み口が魅力。最近では、甘い香りとフルーティーな味わいが特長の“赤いも焼酎”、ポリフェノールの一種であるアントシアニンを豊富に含む“紫いも焼酎”など、さつまいもの品種にこだわった焼酎や、黒麹で仕込んだコクとキレのある焼酎にも人気が集まっています。
いも焼酎は、さつま揚げなどの鹿児島の郷土料理とも相性抜群。今夜は鹿児島名物を食卓に並べて、乾杯!というのもいいですね。

 

九州最南端に位置する自然の宝庫には、特産品がめじろ押し。

 黒潮が流れる豊かな海と穏やかな気候に恵まれた鹿児島には、おいしい“名物”がいっぱいです。黒豚、黒牛、さつまいも、桜島大根、さつまあげ、焼酎などは、全国にも名高い特産品。私たちにもすでにおなじみの味ですね。

注目の食材は新じゃがいもの代表格「ニシユタカ」。

 九州一の広さを誇る鹿児島。県内には山も離島も多くあり、その特色ある地形を活かした農業が盛んです。
たとえばじゃがいもは、気温に合わせて南北に産地をリレーし、長期間の出荷を可能にしています。2月・3月の産地は、温暖な気候の種子島や奄美諸島が中心。なかでも徳之島の赤土で育った「ニシユタカ」という品種は、きれいな肌目と味の良さで人気上昇中です。もっちりとした食感が持ち味で、煮くずれしにくいので、肉じゃがなどの煮込み料理に最適。野菜と一緒に煮込めば、さらにうま味が増します。鹿児島が誇る大地の味、ぜひご賞味ください。

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