
おいしい「ご飯」が炊けるようになったら、次にこだわりたいのが「おみそ汁」です。どんな具材を、どのタイミングで入れるのか、おいしいおみそ汁の作り方を徹底解説。基本を覚えておけば、アレンジは自由自在です。
\おいしさ三位一体/おみそ汁の具材はどう選ぶ?
おみそ汁など汁物の具材は、「椀だね」「椀づま」「吸い口」で成り立っています。味や彩りのバランスを考えながら、旬の食材も取り入れて、この3つを組み合わせるのがおすすめです。
【椀だね】おみそ汁の主役
旬の野菜や豆腐、魚介、肉、練り物など
【椀づま】椀だねをひきたてる名脇役
野菜やきのこ、海藻、お麩など
【吸い口】仕上げに香りや風味を加えるもの
香味野菜や薬味など
おいしいおみそ汁の作り方
①火の通りにくい具材から火にかける
大根は7㎜厚さの拍子木切りにする。だし汁と大根を鍋に入れて火にかけ、煮立ったら弱火にして、大根がやわらかくなるまで煮る。
【POINT】
具材は火の通りにくいものから順に、時間差で加えていくのがコツ。根菜などは、火にかける前に入れる。

②火の通りやすい具材を加えて煮る
カットわかめはあらかじめ表示に従ってもどし、水気をきっておく。大根がやわらかくなったら、わかめを加えて煮る。
【POINT】
わかめなど短時間で火が通る具材は、だし汁が煮立ってから加えてひと煮立ちするまで軽く煮る。

③火を止め、みそを溶き加える
ひと煮立ちしたら、いったん火を止め、みそを溶き加える。
【POINT】
みそは加熱しすぎると風味が落ちる。必ず火を止めてから溶き加え、その後もぐらぐらと煮立たせない。

④温めるだけの具材を加えて軽く煮る
油揚げはあらかじめ油抜きをして、短冊切りにしておく。油揚げを鍋に加え、再び火にかける。
【POINT】
油揚げなど煮込む必要のない具材は、みそを入れた後に追加する。再び火にかけ、サッと温めればOK。

⑤温まったら、器に盛って仕上げる
煮立つ直前まで軽く煮て、器に盛り、青ねぎをのせる。
【POINT】
青ねぎ、ごま、山椒など、味や香り、彩りのアクセントとなる「吸い口」を仕上げに加える。
