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いわしの基本情報

いわし

『いわし百匹、頭の薬』といわれるほど、栄養豊富な青魚の代表格。

今では信じられない話ですが、平安時代には「いわし」は下賤な魚とされ、身分の高い人々が口にするものではないといわれていました。そんな「いわし」を大好きだったのが、あの紫式部。夫の留守中にこっそり焼いて食べていたところ、においに気づいた夫にとがめられ、『日の本に はやらせ給ふ いわしみず まいらぬ人は あらじとぞおもふ(日本で石清水八幡宮にお参りしない人がいないように、こんなおいしい「いわし」を食べない人はいませんよ)』と切り返したといわれます。
そんな「いわし」の旬は6〜10月頃。なかでも梅雨どきに水揚げされるものは「入梅いわし」と呼ばれ、脂がたっぷりのったその身は、青魚特有のうま味と甘味が存分に味わえるとして大変愛されています。

選び方

目が黒く澄んでいて、身にハリがあり、腹がしっかりとしているもの、背の青みに光沢があるものを選びましょう。特にうろこがたくさんついているもの、真いわしの場合はカラダの斑点が鮮やかなものは新鮮です。

栄養

血液中のコレステロールと記憶力や判断力に影響を与える、多価不飽和脂肪酸のDHA、EPAが含まれています。また、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも豊富に含みます。

料理

煮物(煮つけ、梅煮、しょうが煮、オイル煮、トマト煮)、焼き物(塩焼き、漬け焼き、ムニエル)、揚げ物(フライ、天ぷら、南蛮漬け)のほか、つみれにして鍋物やみそ汁、吸い物の具に使うなど、幅広い料理で楽しめます。

料理の基本辞典