
「まめに暮らす」という言葉に「健康に暮らす」という意味があるように、豆(大豆)と健康にはふかーい関係がありました。
豆乳、豆腐、納豆など、大豆の加工品は消化が良く、朝食におすすめのヘルシー食材。大豆パワーで、元気な1日をはじめましょう。
すごい!大豆パワー
長寿大国・日本の秘密
日本では昔から、大豆を加工して毎日の食生活にうまく取り入れてきました。良質なたんぱく質をはじめ、さまざまな栄養をバランス良く含む大豆は、いわば自然のバランス栄養食。このことが長寿大国・日本を支えてきた理由のひとつと考えられています。
豆なのに、別名は「畑の肉」
大豆には肉に匹敵する量のたんぱく質が含まれていることから、「畑の肉」ともいわれます。大豆に含まれるたんぱく質は消化吸収が良く、世界中から注目されている食材のひとつ。ちなみにアメリカでは、「大地の黄金」と呼ばれているのだそうです。
大豆パワーにNASAも注目
栄養バランスにすぐれたヘルシー食材として、大豆はNASA(アメリカ航空宇宙局)からも注目されています。すでに宇宙食として採用されているほか、火星での食糧補給のために大豆を栽培する計画が進められているとか。
おすすめメニュー
豆乳

大豆を水に浸け、すりつぶして加熱し、絞ったものが豆乳。そのまま飲むことはもちろん、料理に使うこともできます。主な種類に、大豆と水だけで作られた「豆乳(無調整)」、飲みやすくするために油脂や砂糖などを加えた「調製豆乳」、果汁などの飲料を加えた「豆乳飲料」があります。
豆腐

豆乳をにがりでかためたものが豆腐。中国から日本へ伝えられたとされていますが、中国のかたい豆腐とは違い、白くやわらかな食感をもつのが日本の豆腐の特徴。江戸時代には庶民に定着し、100種類の豆腐料理を集めた「豆腐百珍」という料理本がベストセラーになりました。
江戸っ子が愛した昔ながらのおいしさ
納豆

大豆を蒸し煮にした後、納豆菌を加えて発酵させたものが納豆。大豆の栄養に加えて、ネバネバ部分にはたんぱく質分解酵素ナットウキナーゼも含まれます。独特の味と香りが特徴ですが、意外にもさまざまな食材と相性の良い万能選手。ご飯はもちろん、パンにもよく合います。
納豆が変身!ヘルシーなお好み焼き風