喫茶が一般に広まり、お茶うけがつくられるのは鎌倉時代のこと。以降、「八十八夜に摘んだ新茶を飲むと長寿になる」「入梅の雨で煎じた茶は邪気を払う」など、様々な縁起も生まれ、お茶は日本人の暮らしにかかせないものになっています。茶葉の摘み取り時期により「新茶(一番茶)、ニ番茶……」と呼ばれますが、新芽を摘んで製した新茶は清々しい色、爽やかな香り、コクのある甘みと、まさに年に一度の醍醐味。各地で親しまれているお茶うけとともに、この時季ならではの味覚を楽しんでください。
甘く濃厚な香味で、「味は狭山」ともうたわれる狭山茶(狭山地方:入間市、所沢市、狭山市などで生産されるお茶の総称)が有名です。
急須に入れる茶葉は心持ち多めに。
湯は少し冷まし、量は心持ち少なめに。
蓋をして茶葉がよく開くまで約90秒おいてから、注ぐ。