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日本全国 お茶うけ自慢

喫茶が一般に広まり、お茶うけがつくられるのは鎌倉時代のこと。以降、「八十八夜に摘んだ新茶を飲むと長寿になる」「入梅の雨で煎じた茶は邪気を払う」など、様々な縁起も生まれ、お茶は日本人の暮らしにかかせないものになっています。茶葉の摘み取り時期により「新茶(一番茶)、ニ番茶……」と呼ばれますが、新芽を摘んで製した新茶は清々しい色、爽やかな香り、コクのある甘みと、まさに年に一度の醍醐味。各地で親しまれているお茶うけとともに、この時季ならではの味覚を楽しんでください。

関東

甘く濃厚な香味で、「味は狭山」ともうたわれる狭山茶(狭山地方:入間市、所沢市、狭山市などで生産されるお茶の総称)が有名です。

地野菜の浅漬け

地野菜の浅漬け

近郊栽培の新鮮な野菜に香味野菜がきいて、さっぱりといただけます。

東海

静岡茶は、まろやかな味と深いこくで人気。静岡を中心とする東海地方は日本一の生産量を誇るお茶どころです。

セロリのわさび漬け

セロリのわさび漬け

静岡県のわさびは有名ですが、実はセロリの生産もさかんです。

近畿

京都の宇治市近郊は玉露やてん茶(抹茶の原料)など高品位なお茶の産地として有名。すっきりした香りとさっぱりした甘味が特徴です。

すはま

すはま

江戸時代から作られ、「豆飴」とも呼ばれる昔ながらの菓子です。

九州

「八女玉露」の名で知られる福岡県八女地方は、玉露の生産量が日本一。鹿児島県もお茶の生産量では静岡に次ぎ全国第二位です。

ふくれ

ふくれ

鹿児島に古くから伝わる菓子で、一般には黒糖が使われます。

 

新茶のおいしい入れ方

急須に入れる茶葉は心持ち多めに。

湯は少し冷まし、量は心持ち少なめに。

蓋をして茶葉がよく開くまで約90秒おいてから、注ぐ。