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小松菜の基本情報

小松菜

別名「冬菜(ふゆな)」とも呼ばれる、
冬の葉物野菜の代表選手。

江戸時代のはじめ頃、現在の東京都江戸川区小松川周辺で栽培がはじめられたという「小松菜」。もともとは「葛西菜」と呼ばれていたそうですが、それが今の名になったのは、1719年、徳川吉宗が鷹狩りでこの地を訪れた際のこと。小松川地区にある香取神社で食事をとった吉宗は、餅のすまし汁に添えられた青菜をとても気に入り、この神社の地名から「小松菜」と名づけたといわれています。
江戸時代から伝わる東京の伝統野菜として、「江戸東京野菜」に登録されている「小松菜」。現在、産地は全国へと広がり、そのクセのない味わいが老若男女に愛されています。アクが少なくさまざまな食材や調味料と相性がよいので、和食はもちろん、洋食メニューにもおすすめ。下ゆでせずに使えるのも魅力です。

選び方

緑色が濃くみずみずしく、葉先までピンと張っているもの、弾力があるものを選びましょう。葉の形に丸みがあって、大きすぎないもののほうがやわらかな食感です。

栄養

免疫力を高める働きが期待されるβ-カロテンを含みます。また、ほうれん草にくらべて多くのカルシウムを含んでおり、カルシウムの吸収を促進するマグネシウムやビタミンCも含んでいます。

保存

大変傷みやすく、放っておくと1~2日で葉がしおれて黄ばみはじめます。霧吹きなどで全体をぬらしてからペーパータオルなどで包み、保存袋に入れ、根元を下にして冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。