バックナンバー
2009年10月
昔から「ご飯がおいしく炊けたら一人前」「汁の味のよしあしで料理の腕前がわかる」といわれます。おいしい新米と一緒に、一碗、一椀に盛り込んだ実りの秋を口にする幸せなひと時を、どうぞ。
2009年9月
丼物は、ご飯とおかずがいっしょになった簡易な食事で、具材やタレなどの組み合わせで多彩な味わいが楽しめるのが魅力です。意外に歴史が深い丼物、新米がおいしいこの季節に、ぜひ召し上がってみてください。
2009年6月
旬味(ときあじ)とは、季節の変わり目にだけ楽しめる繊細な味覚です。料理では、食材の持ち味を存分にいかせるように、味付けはできるだけシンプルにするのがいちばん。旬の恵みを楽しく味わいながら体調を整え、暑い夏を乗り切れるスタミナをしっかりとつけましょう。
2009年5月
茶葉の摘み取り時期により「新茶(一番茶)、ニ番茶……」と呼ばれますが、新芽を摘んで製した新茶は清々しい色、爽やかな香り、コクのある甘みと、まさに年に一度の醍醐味。各地で親しまれているお茶うけとともに、この時季ならではの味覚を楽しんでください。
2009年4月
立春を過ぎた頃から日本の新じゃが前線は北上をはじめ、7月頃には北海道に到達し、春植えの新じゃがが出始めます。品種によってもおいしい時期が異なり、春から夏にかけては日本各地でいろいろな種類の新じゃがが楽しめます。
2009年3月
一般的にお彼岸といえば、ご先祖の供養をする行事が中心になります。また「暑さ寒さも彼岸まで」といわれてきたように、季節の大きな変わり目であり、とくに「身体に気をつけよう」という戒めから、体調を万全にするための習慣や料理が各地に伝わっています。
2009年2月
節分をすぎると、海に野山にわずかですが春の味わいが顔を見せ始めます。いち早く春の香りと味を楽しめるこの時季の料理は、できるだけ薄味にして素材の持ち味をしっかりと引き出すのがいちばんです。
2009年1月
日本には各地の気候風土が育んだ地酒がたくさんあり、酒に合わせるかのように「地の肴」も多彩です。肴の由来は「酒菜」。酒をおいしく飲むために添えるおかずを意味しました。各地の肴を味わいながら至福の時を楽しんでください。
2008年12月
正月のおせち料理は、もともとは無事に一年をすごし終えた喜びを分かち合いながら“大晦日の夜”に食べられていた膳料理。その名残の一つが大晦日に食べられる「年越しそば」です。全国各地にはそば以外にも多彩な料理で年越しをする風習が残っています。
2008年11月
肌寒い季節になると食べたくなるのがおでん。 家庭でよく食べる鍋のアンケートでも、いつも首位を競うほど人気の鍋料理でもあります。きっとそれぞれのご家庭にそれぞれの味があるのでしょう。おでんと茶飯、おでんと熱燗、気持ちもあたたかくなる季節の定番、今回は各地のおでんをご紹介します。
2008年9月
9月6日は語呂合せから、黒(クロ)の日。黒豆、黒ごま、しじみ、海藻など、色の黒い食べものはビタミンやミネラルが豊富で体調を整えてくれるものも多く、夏から秋へ季節が変わるこの時期にはおすすめです。
2008年8月
南北に長い日本列島は地域によって気候、風土もさまざま、四季折々の食材にも恵まれています。そして、各地域にはそれぞれの気候にあった食があります。それぞれの歴史、土地柄に育まれて、郷土料理は受け継がれているのですね。
2008年7月
暑い夏、つるりと喉ごしのよい冷たい麺は夏の食卓の人気者です。そうめん、冷麦、うどん、そば、中華麺はもちろん、最近では韓国風の冷麺、冷製パスタなどバラエティに富んだ麺もいろいろ。具やタレも工夫して季節のおいしさをお楽しみ下さい。
2008年6月
日本の漬けものは多種多様で、「漬床」「漬液」の種類によって分けることができます。漬けものにも旬があり、地域の気候、漬ける食材や漬け方の種類などにより、漬け込むのに適した時期もかわります。