日本の漬けものは多種多様で、「漬床」「漬液」の種類によって分けることができます。
ざっと見渡しても、手軽な「塩漬」から、「味噌漬」「もろみ漬」「醤油漬」「酢漬」、「粕漬」、「ぬか漬」、「麹漬」、「辛子漬」などがあります。これらの中で、すべての漬けものの基本形になるのが「塩漬」。そのままで食べるほか、各種の漬物で本漬けに入る前の下漬けに利用されます。
漬けものにも旬があり、地域の気候、漬ける食材や漬け方の種類などにより、漬け込むのに適した時期もかわります
温暖な気候の地域で、味噌や醤油、粕、酢などの発酵食品を利用した調味漬けが盛んな地域。調味漬けは短時間で味がしみ込みやすく、気温が高くても保存がきいて味が変わりにくいのが利点です。