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ほうれん草

ほうれん草の基本情報

ほうれん草

11〜2月頃に旬をむかえ、和・洋・中のさまざまなお料理で大活躍。

「ほうれん草」の“ほうれん”とは中国語でペルシャ(現在のイラン)のこと。その名のとおり、中央アジアから西アジア、カスピ海あたりが原産地とされ、東はシルクロードを経て中国へ、西は地中海を渡ってヨーロッパへと世界各地に広がっていきました。
中国とヨーロッパでそれぞれに改良され、生まれたのが東洋種、西洋種という2つの品種です。日本にはまず江戸時代初期に東洋種が伝来し、かの伊達政宗も舌鼓を打ったのだとか。幕末から明治の頃には西洋種も伝えられ、やがて日本の食卓に欠かせない野菜となりました。東洋種は葉先がギザギザとしていて、葉は薄くアクが少なめ。甘味が強いので、サッとゆがいておひたしなどにおすすめです。西洋種は葉先が丸みをおびていて、葉は肉厚。アクが強いので炒め物などに向いています。近年、主流となっているのはこれらを掛け合わせた交雑種。東洋種と西洋種のいいとこ取りをしたおいしさで、和・洋・中のさまざまなお料理で大活躍します。

選び方

根元から葉先までハリがあってみずみずしいもの。緑色が鮮やかで、軸がしっかりしているものを選びましょう。

栄養

血液に欠かせない成分である鉄分が含まれています。また、抗酸化作用が期待されるビタミンC、日本人に不足しがちなビタミンB群の一種である葉酸も含まれます。

保存

乾燥しやすいので、水でぬらしたペーパータオルなどで包んでから保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室のなかで立てて保存するのがおすすめです。

料理の基本辞典