ブロッコリー
おいしい旬は11〜3月頃。寒くなるにつれて甘味がアップします。
クセのない味わいと鮮やかな緑色で、毎日の食卓をおいしく彩る「ブロッコリー」。消費量が多く、国民生活に欠かせない重要な野菜として、2026年度より国の『指定野菜』に追加されることが決定しました。
『指定野菜』は現在14品目(キャベツ、ほうれん草、レタス、ねぎ、玉ねぎ、白菜、きゅうり、なす、トマト、ピーマン、大根、にんじん、里いも、じゃがいも)。人口減少などを背景に、多くの野菜は出荷量が減少したり横ばいだったりしているのですが、「ブロッコリー」の消費量はこの30年でじつに2倍にも増えています。人気の理由のひとつが栄養価の高さ。こんもりと密集した緑色の小さな粒ひとつひとつが花のつぼみで、その無数のつぼみには開花に必要な栄養がぎっしりとつまっているのです。一年中食べられる野菜ですが、寒い時季には甘味がさらにアップ。房がより大きくなり、栄養も充実します。
選び方
全体に緑色が濃く、つぼみ全体がこんもりとして中央部分が盛りあがっているもの。茎がしっかりと残っていて空洞がなく、切り口がみずみずしいものが新鮮です。
栄養
ビタミンC、Eが豊富で、ビタミンB2、B6、カリウム、食物繊維を含む緑黄色野菜です。抗酸化作用が期待される、スルフォラファンという成分も含まれます。
保存
保存袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存しましょう。黄色く変色しやすいので、なるべく早く食べきることがおすすめ。また、小房に分けてかためにゆでれば、冷凍保存することも可能です。
料理の基本辞典