クセが少なく、幅広いお料理に大活躍する豚肉。部位による肉質の差は牛肉ほどなく、赤身と脂肪の割合によって風味やコクに違いが出ます。部位ごとにおすすめレシピをご紹介しています。
豚肉の部位

肩の上の部分の肉で、肉質はややかため。ほどよい脂肪があり、うま味も濃いのが特長です。かたまり肉は煮込みや焼き豚に、薄切り肉は炒め物やしょうが焼きなどに。

●レバー … 牛レバーよりもクセが少なく、独特の食感を持ちます。
●豚足 … ゼラチン質が豊富で、煮込むとトロトロの食感になります。
●耳 … 軟骨を含んでいて、コリコリとした食感が楽しめます。
●ホルモン … 大腸や小腸。肉質はやわらかく、脂肪に富んでいます。
●スペアリブ … ろっ骨まわりのばら肉を、骨ごと切り分けたもの。肉と骨から出るうま味が両方味わえます。
下処理でもっとおいしく!
●筋を切る
厚みのある肉をソテーするときは、焼き縮みを防ぐための筋切りを。脂身と赤身の境目に包丁の刃先を入れ、3~4ヵ所に切り目を入れます。
●たたいてやわらかくする
とんかつやソテー用には、肉全体を包丁で軽くたたいてやわらかくします。たたきすぎると肉が切れてしまうので注意。
●細切りにする
薄切り肉を細切りにするときは、はじめに長さを3~4等分に切り、肉の繊維と平行に切るとちぎれません。