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ゴーヤーの基本情報

ゴーヤー

夏バテ対策にも効果あり?!夏のカラダに元気をくれる夏野菜の王様。

ゴーヤーチャンプルーなどの沖縄料理でおなじみの「ゴーヤー」。原産地はインドを中心とするアジア熱帯地域で、15世紀頃に中国へ伝来し、その後中国から琉球王国(現在の沖縄県)へと伝えられました。
19世紀に書かれた琉球王国の食医学書「御膳本草」には、「ゴーヤー」について『カラダにこもった熱をしずめ、疲れをとり、心を落ち着かせ、目の疲れにも効く。夏は毎日食べるとよい』と記されています。この書物は、今も沖縄の人々が大切にする「クスイムン(食は薬)」という考え方の原点となるもの。今でこそ夏野菜の王様といわれる「ゴーヤー」ですが、沖縄では200年も前から夏に最適な食材とされていたのですね。

選び方

鮮やかな濃い緑色で、ずっしりと重みのあるものを選びましょう。表面の突起がかたくハリがあり、つぶれたり、傷ついたりしていないもの、突起の大きさがそろっていて密についているものが新鮮です。一般に緑色が濃く突起が小さいものは苦味が強く、緑色が薄く突起が大きいものは苦味が弱いといわれているので、お好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

栄養

ゴーヤーがもつ独特の苦味はモモルデシンという成分。数種類のサポニンと20種類のアミノ酸でできている栄養成分で、夏バテ予防に効果が期待できます。また、ビタミンCも豊富に含みます。

保存

ペーパータオルなどに包み、さらにポリ袋に入れて、ヘタのついている部分を上にして冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。

料理の基本辞典