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鯛の基本情報

鯛

桜が咲く頃のものは特に珍重されて、「桜鯛」「花見鯛」という別名も。

“おめでたい”の語呂合わせで、結婚式やお正月、おまつり、お食い初めなどのお祝いごとには欠かすことのできない「鯛」。日本には「鯛」という名前がついた魚が200種以上もいますが、一般的に「鯛」といえば「真鯛」のことを指します。赤みをおびたカラダに青い斑点が点在する美しい姿が特徴で、よくひきしまったその身は適度に脂がのって、淡泊ながらもうま味たっぷり。美しい色と形、味の三拍子そろった、まさに魚の王様です。
そんな「鯛」の旬は年2回。産卵期を迎えて脂がのる“春”と、産卵後にエサをたくさん食べて再び身が太る“秋”です。春にはカラダが桜の花のような鮮やかなピンク色になり、秋には紅葉のように赤みが増していくため、それぞれを「桜鯛」「紅葉鯛」という名前で呼ぶことも。ちなみに産卵直後の「鯛」を「麦わら鯛」と呼ぶこともありますが、これは産卵でやせ細った身を、内部が空洞の麦わらにたとえた名前なのだそうです。日本らしいとても風流な名づけかたですよね。

選び方

目が澄んでいて、全体にしまりがあり、表面に光沢とハリのあるもの。切り身の場合は弾力があり、透明感のあるものを選びましょう。

栄養

良質なたんぱく質、ビタミンB1を含みます。DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸も含みます。

料理

上品な味わいの白身で、和・洋・中のこだわりなく、さまざまな料理に使えます。あらの部分もあら炊きやみそ汁、鍋料理などに使えて無駄なくいただけます。