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たこ(真だこ)

たこ(真だこ)の基本情報

たこ(真だこ)

もっとも代表的な「真だこ」の旬は夏。7〜8月に最盛期を迎えます。

大きい頭のような丸い部分(←これ、実はお腹です)に、吸盤がずらりと並んだ長い足がにょろにょろっと8本。ユニークな姿形の「たこ」は、古くより日本人になじみ深い生き物のひとつです。食用としての歴史も長く、2千年以上前の弥生時代の遺跡から“たこ壺”と思われる土器が発見されており、当時すでに「たこ」の習性を利用した“たこ壺漁”がおこなわれていたと考えられています。
今も昔も日本人が愛して止まない「たこ」ですが、実は「たこ」を食べる国は世界でも少数派。欧米では「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」と呼ばれ、地中海沿岸など一部の地域を除いては食用の習慣がありません。世界の消費量の約6割を占めるのが日本。まさに世界一のたこ好き国家といえそうです。

選び方

湯たこ(ゆでてあるもの)は足の先までしっかりと巻いていて、弾力があるもの。表面の皮がしっかりと張っていて、傷がないものを選びましょう。

栄養

高たんぱく、低脂肪の食材です。適度な噛みごたえのある食感が咀嚼の回数を増やし、満腹感を得やすいので、体脂肪が気になる方にもおすすめ。また、うま味成分であるタウリンを含みます。

料理

酢の物、サラダ、おでんやトマトソース煮などの煮物、から揚げ、たこ飯、たこ焼きなど、さまざまな料理に利用できます。火を通す場合は、強火でサッと加熱してかたくなる前にいただくか、弱火でやわらかくなるまで長時間じっくり加熱するか、どちらかの方法で仕上げるのがコツです。