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たこ(真だこ)

たこ(真だこ)の基本情報

たこ(真だこ)

「真だこ」のおいしい旬は夏。7〜8月に出荷の最盛期を迎えます。

「たこ」を食べる国は世界でも少数派。欧米では「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」とも呼ばれ、地中海沿岸など一部の地域を除いては食用の習慣がありません。一方、日本は世界一のたこ消費国。弥生時代の遺跡から“こ壺”と思われる土器が発見されており、「たこ」が古くから日本の食文化に深く根づいていることがわかっています。
日本で食べられているのは、主に「真だこ」「みずだこ」「いいだこ」「手長だこ」などの種類です。そのなかでもっとも代表的なのが「真だこ」で、ゆでた後、足を1〜2本ずつ切り離した状態で店頭に並ぶのが一般的。こうしたものは「湯たこ」とも呼ばれ、ぷりっと弾力のある歯ごたえと、噛むほどに増していく甘味を楽しめます。

選び方

湯たこ(ゆでてあるもの)は足の先までしっかりと巻いていて、弾力があるもの。表面の皮がしっかり張っていて、傷がないものを選びましょう。

栄養

高たんぱく、低脂肪の食材です。適度な噛みごたえのある食感が咀嚼の回数を増やし、満腹感を得やすいので、体脂肪が気になる方にもおすすめ。また、うま味成分であるタウリンを含みます。

料理

酢の物、サラダ、おでんやトマトソース煮などの煮物、から揚げ、たこ飯、たこ焼きなど、さまざまな料理に利用できます。火を通す場合は、強火でサッと加熱してかたくなる前にいただくか、弱火でやわらかくなるまで長時間じっくり加熱するか、どちらかの方法で仕上げるのがコツです。