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お酒を飲んだ次の日の朝ごはん

毎日の食事で健康に!食事相談Q&A 管理栄養士によるミールカウンセリング

質問:12月はお酒を飲む機会が多く、朝ごはんがなかなか食べられず、一日調子が悪くなってしまいます。
お酒を飲んだ次の日におすすめの朝ごはんを教えてください。(40代男性)
回答:お酒は飲みすぎると体に悪影響を及ぼしますから、次の日まで残るほどお酒を飲まないことが一番大切です。
飲んだ次の日は体にやさしい食事を取りましょう。

ワンポイントアドバイス

忘年会や新年会シーズンでお酒を飲む機会が増える季節になりました。お酒は昔から「酒は百薬の長」と言われ、正しくつき合えば心身の疲れを癒し、コミュニケーションを円滑にするなどのメリットがありますが、飲みすぎると「万病の元」になり命にかかわることもあります。お酒が及ぼす影響をしっかりと理解することが大切です。

お酒の影響を一番受ける場所が肝臓です。体内に入ったアルコールは肝臓の酵素によりアセトアルデヒド、さらには酢酸へと代謝され、最後には水と二酸化炭素にまで分解されます。肝臓は体にとって異物であるアルコールやアルデヒドを最優先で分解しようとするので、飲酒により肝臓に負担がかかるのは当然です。ちなみにアルデヒドは顔のほてりや動悸、頭痛などの飲酒による悪酔い、二日酔いの原因とされます。長期の大量の飲酒により脂肪肝になり、さらに飲酒を続けることでアルコール性肝炎や肝線維症、治ることがない肝硬変へと移行します。また、健康な人でも年をとれば誰でも脳が萎縮していきますが、飲酒により若いときから前頭葉を中心とした脳の萎縮が現れると言われています。

一日に飲む量は日本酒の場合1日1合、ビールはジョッキ1杯が目安です。1週間に最低2日はお酒を飲まない日(休肝日)を作りましょう。また何も食べないでお酒を飲むとアルコールの吸収が早く、肝臓にも胃にも負担がかかるので、おつまみを食べながら飲むことも大切です。

お酒を飲むとき、飲んだ後のおすすめ食材

良質のたんぱく質

肝細胞が破壊されるのを防いだり、アルコール分解酵素の原料となります。油っぽいものは胃に負担をかけるので、低脂肪、高たんぱくのものを選びましょう。枝豆にビール、チーズにワインは理にかなった組み合わせです。

枝豆、豆腐、チーズ、ヨーグルトなど

タウリン

肝機能を高める働きがあります。おつまみにイカやタコのお刺身は低カロリーでタウリンも摂れるのでおすすめです。

さざえ、えび、いか、たこなど

ビタミン

アルコールの代謝にはビタミンが多く使われます。また、アルコールにより吸収が阻害されてしまうのでしっかりと補給することが大切です。

  • ビタミンA
    レバー、にんじん、かぼちゃ、春菊、うなぎなど
  • ビタミンB1
    豚肉、大豆、玄米など ※ねぎやにら、にんにくに含まれるアリシンと一緒に摂ると吸収率がアップします。
  • ビタミンC
    いちご、ブロッコリー、みかんなど

ビタミンA:にんじん、かぼちゃ、うなぎ ビタミンB1:豚肉、玄米 ビタミンC:いちご、ブロッコリー、みかん

果物

ビタミン、ミネラルが摂れ、さらに果物に含まれる糖分、果糖にはアルコールの分解を助ける働きがあります。果物はさっぱりとして食べやすいので、食欲が出ない日の朝におすすめです。

ハーブ、カフェイン

ハーブは気分をさっぱりとする働きがあります。またカフェインは脳を覚醒して目を覚ます働きがあるので、食欲が出ない朝にはコーヒーなどを飲み、頭をすっきりさせてから朝食を食べましょう。

おすすめレシピ

温奴丼

POINT1

豆腐、しらす干しには疲れた肝臓に優しい良質のたんぱく質が豊富です。

POINT2

梅干しの酸味が食欲をアップさせます。

POINT3

温かい豆腐が体を温めるので、これからの寒い季節の朝食におすすめです。