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かれいの基本情報

かれい

冬の産卵期には、お腹に卵を持った「子持ちがれい」も大変美味。

ちょっと見たところではそっくりな姿形の「かれい」と「ひらめ」。その見分け方をご存じですか? 漢字で書くと「かれい」は「鰈」、「ひらめ」は「鮃」。その名前のとおり、どちらも平べったい葉っぱのような形をしており、目が片方に寄っているという共通の特徴を持っています。この2つの魚を簡単に見分ける方法が、『左ひらめに右かれい』という言葉。目を上にお腹を手前に置いた時に、顔が左向きになるのが「ひらめ」、右向きになるのが「かれい」という昔からの教えです。
「かれい」はとても種類が多い魚で、日本近海だけでも40種以上が生息しているといわれます。最も多く出まわっている「まがれい」、煮つけにするとおいしい「なめたがれい」、かれいの女王と称される「ささがれい」、刺身も絶品な「めいたがれい」、特上の白身とされる「まつかわがれい」などがその代表格。個性豊かなおいしさを味わってみましょう。

選び方

表面にほどよいぬめりと、きれいなツヤがあるもの。表側の皮の色は種類によって異なりますが、にごりのない色をしているものを選ぶとよいでしょう。腹がついているものは、肉厚でハリがあり、白くしまっているもの。切り身の場合は、肉厚で透明感のあるものを選ぶのがおすすめです。

栄養

高たんぱく、低脂質の魚で、ビタミンB2、Eを含みます。また、カルシウムの吸収に関係するビタミンDも豊富に含みます。

料理

あっさりとした淡泊な味わいで、煮つけ、焼き物、揚げ物、蒸し物、あんかけなどさまざまな料理に使えます。

料理の基本辞典