よい品をどんどん安く、より豊かな社会を

daiei

するめいか

するめいかの基本情報

するめいか

煮る、焼く、揚げる、炒めるなど、多彩なお料理で活躍する海の幸。

日本近海には100種以上の「いか」が生息しているといわれます。そのなかでもっとも漁獲量が多く、古くから日本人に親しまれてきたのが「するめいか」。墨を吐き、群れをなして行動することから、「墨群(すみめ、すみむれ)」と呼ばれ、それが転じてこの名がついたのだそうです。地域によっては、いちばん多く獲れる種類だから「真いか」、麦を収穫する夏に旬を迎えることから「夏いか」「麦いか」などの名でも親しまれています。
「するめいか」は北海道から沖縄まで広く分布しているため、個性あふれる名物料理が全国津々浦々で作られています。胴のなかに米を詰めて炊き上げた、いかのうま味たっぷりの北海道の「いか飯」。内臓(わた)を使った濃厚なおいしさがたまらない、北海道や東北地方の「ゴロ焼き」。足(げそ)をたたいて野菜と合わせ、小麦粉を混ぜて揚げた青森県の「いがめんち」。具だくさんのスープにいか墨のコクを加えた、沖縄県の「いかすみ汁」などなど。日本全国を旅行する気分で、そんな「するめいか」のご当地料理をいろいろ作ってみるのも楽しいですね。

選び方

胴は黒褐色でツヤと透明感があり、全体的にひきしまっているもの。目はくっきりと黒く盛りあがっていて、輝きがあるものを選びましょう。

栄養

たんぱく質を含む、低脂質の食材です。コレステロールの消費を助けるタウリンのほか、EPA、DHAも含まれます。

料理

焼き物、煮物、炒め物、揚げ物など、和・洋・中のさまざまな料理に利用できます。

料理の基本辞典